アクセス解析×CRMで、運送会社のホームページを「問い合わせが増える現場」に変える
現行サイトの“見えないムダ”を可視化する：まずは課題の言語化から
「アクセスはあるのに、問い合わせが増えない」「電話は鳴るが見積もりにつながらない」。運送会社のホームページでよく聞く悩みです。原因の多くは、ユーザーが問い合わせに至る道筋＝“導線”が途中で途切れていること。例えば、スマホで電話番号がタップできない、フォームが長くて離脱する、配送エリアや車両がすぐ分からない。これでは「今すぐお願いしたい荷主」も離れてしまいます。ここで重要なのが、アクセス解析とCRMの連携です。現行サイトでは、「どのページを見て」「どの導線を通り」「どんな内容の問い合わせが」「売上や粗利に結びついたか」が分かっていないケースがほとんど。数字が曖昧なままリニューアルすると、見た目だけが変わって、効果は横ばいのままになりがちです。私たちは、“運送会社 Web問い合わせ 導線 改善”を進める第一歩として、現行サイトのアクセスログと、社内の見積・受注データ（CRM）を照らし合わせ、どの導線が成果を生むのかを特定します。これにより、「トップのどのバナーが効くのか」「車両紹介はどの順番で見られるのか」「フォームのどの項目で離脱するのか」といった課題が、自社の数字で、はっきり見えるようになります。見える化された課題は、リニューアルで確実に潰せます。だからこそ、最初に“可視化”が必要なのです。
アクセス解析とCRMをつなぐ、やさしい実装：小さく始めて大きく効かせる
難しい専門用語は最小限に、実装の流れをやさしく説明します。ステップ1は「計測の土台作り」。Googleアナリティクス（GA4）を入れ、電話タップ、見積もりボタン、フォーム送信、資料ダウンロード（運賃表など）のイベントを計測します。広告やメールの流入には「UTM」という目印を付け、どこから来た人かを判別。ステップ2は「フォームのひと工夫」。会社名、案件種別（定期/スポット）、荷種、エリア、希望日時などの基本項目に加え、“問い合わせID”と“GAのクライアントID”をフォームの隠し項目で自動取得し、CRM（kintone、HubSpot、Salesforceなど）へ保存します。ステップ3は「つなぐ」。サンクスページに到達したら、その問い合わせIDをGA4に返す（またはMeasurement Protocolで送る）。これで、GA4の行動データとCRMの結果データ（見積提出、受注、粗利）が一本の線で結ばれます。ステップ4は「見る」。どのページ→どの導線→どの問い合わせ内容が、売上に効いたかが分かるため、現行サイトの“勝ち導線”と“負け導線”が判別可能に。ここまでできれば、リニューアル時に「なぜこの導線に投資するのか」を数字で説明できます。大がかりな開発は不要。まずはフォームの隠し項目追加とサンクスページの設定から、小さく始めて効果を実感しましょう。
リニューアルでやるべき導線設計：問い合わせ最短の“道”をデザインする
見える化した課題を、リニューアルで具体的な解決に落とし込みます。コアは「ユーザーを迷わせない3手以内の導線」。トップには大きく「荷主さまのご相談」「スポット・チャーター」「共同配送」「採用」の分岐を置き、運送サービスの要点（対応エリア、車両・台数、時間帯、温度帯、実績）を一目で提示。各ページの下部と右下に“固定のCTA”（今すぐ電話 / 見積もり / LINE / メール）を配置し、スクロール中いつでも問い合わせ可能にします。フォームは2ステップ化で離脱を削減。ステップ1は最小情報（名前/電話/メール/希望連絡方法）、ステップ2で詳細（荷種/積地・届け先/希望日時/必要車両/緊急度）。スマホ優先で、片手でも入力しやすいUIに。見積もりの簡易計算（概算レンジ提示）や、よくある積載例の写真説明も有効です。さらに、CRMで“受注になりやすい属性”が見えたら、導線を専用ページに分岐（例：食品の定温輸送、工場間の横持ち、建材の早朝納品など）。広告・自然検索・メールの流入ごとに最適ページへ着地させ、GA4でA/Bテスト。サンクスページには「次の行動」（必要書類の案内、車両出発までの流れ）を提示し、受注率も底上げ。これらはすべて、アクセス解析×CRMの事実に基づく“勝ち筋”だけを太くする設計です。結果として、DX（問い合わせ対応の工数削減）とブランディング（安心感のある情報設計）も同時に進みます。
よくある質問（運送会社のアクセス解析×CRM連携と導線改善）
Q1. 連携で何が分かりますか？ A. どの流入（検索/広告/紹介メール）で来た人が、どのページを見て、どの導線（電話/フォーム/LINE）から問い合わせ、どんな内容がいくらの売上・粗利につながったかが分かります。感覚ではなく、数字で判断できます。
Q2. どのツールを使えば良い？ A. まずはGA4とタグ管理（GTM）で十分。CRMは既存（kintone/HubSpot/Salesforce等）でOK。フォームはWordPressでもノーコードでも、隠し項目とサンクスページが設定できれば始められます。
Q3. 費用と期間の目安は？ A. 規模により異なりますが、現状計測の整備〜小規模連携は1〜2カ月、リニューアル込みで3〜5カ月が目安。費用相場は要件次第ですが、計測設計・連携・UI改善を含むホームページ制作のご相談で150〜400万円帯が多いです。
Q4. 社内で何を準備する？ A. 受注の基準（案件種別・利益の目安）と、問い合わせ時に知りたい必須項目の整理。これがCRM項目とフォーム設計の芯になります。
Q5. 個人情報は大丈夫？ A. フォームの取得目的・利用範囲・保存期間を明記し、SSLやアクセス権限を設定。GA4には個人情報を送らず、IDはハッシュ化や内部照合で管理します。これらは私たちが設計から運用まで伴走します。疑問や不安は、ホームページ制作 相談の無料枠で気軽にお聞きください。数字で語れる設計に変えれば、「運送会社 Web問い合わせ 導線 改善」は確実に進みます。
やみくもな集客から、成果につながる戦略へ。
無料相談では、あなたのホームページをプロが分析し、
「改善できる具体的なポイント」をわかりやすくお伝えします。
まずは、現状のお悩みをお聞かせください。
