広告の前に直す。運送会社の「問い合わせが増える」ホームページ導線
広告より先に「導線」。運送会社の現行サイト、なぜ反応が弱い？
「広告を出せば問い合わせは増えるはず」。そう思って予算を投じたのに、電話もフォームも増えない。実はこれ、運送会社でよく起きています。原因の多くは、広告ではなくホームページの導線（お客さまを問い合わせまで自然に案内する流れ）にあります。たとえば、トップにドライバー募集が大きく出ていて、荷主向けの「見積依頼」や「スポット便の相談」へのボタンが見つからない。スマホではメニューが折り畳まれていて、問い合わせが画面の下の方。フォームは入力項目が多く、途中で離脱される。これでは、良い見込み客が来ても取りこぼしてしまいます。検索語に「運送会社 Web問い合わせ 導線 改善」とある通り、まず見直すべきは導線設計です。現行サイトの課題を洗い出し、リニューアルで「入口→案内→出口（問い合わせ）」を最短でつなぐ。それだけで広告に頼らず、自然流入や名刺からの再訪でも成果が上がります。本稿では、WEBやITが得意でない社長・部長にもわかる言葉で、現状の潰しどころと、ホームページリニューアルでの解決策を具体的にお伝えします。採用やブランディングも大切ですが、まずは「問い合わせが増える導線」を土台にしましょう。
現行サイトのセルフ診断：入口→案内→出口が3秒でわかるか
まずは今のホームページを、荷主になったつもりで見てください。スマホでトップを開いて3秒以内に「この会社は何便が強く、どの地域に、どれくらいのスピードで対応でき、いくらぐらいか」が雰囲気でも伝わるか。次に、見積依頼やスポット便の相談ボタンが常に目に入る位置にあるか（スクロールしても追従する固定ボタンが理想）。メニューは「荷主向け」と「採用」を分け、迷わせていないか。導線の基本は以下の通りです。- 入口（ファーストビュー）：強み・対応エリア・即時性を短い言葉と数字で。- 案内（詳細）：取扱貨物・車両ラインナップ・追跡や安全体制・実績を「写真＋一言」でスラスラ読めるように。- 出口（問い合わせ）：電話とフォームの二刀流。緊急は電話、見積はフォーム。フォームは最少7項目程度、所要時間が見える設計に。よくある離脱点は「料金が見えない」「入力が多い」「担当者の顔が見えない」「ボタンが遠い」の4つ。ここを潰すだけで反応は変わります。さらに、配送事例やお客さまの声を1～2件でいいので配置し、「この規模の案件もOK」と具体性を示しましょう。分析ツールが入っていない方は、まず無料で使えるアクセス解析とヒートマップを入れて、どこで詰まっているかを見える化するのがおすすめです。
リニューアルでやるべき「導線の設計図」：ページ構成とボタンの置き方
リニューアルの目的はデザインを綺麗にすることではありません。「問い合わせまでの最短ルート」を作ることです。おすすめの構成は、1) トップ：強みを3点だけ（例：当日便/関東全域/深夜も配車）。固定の「見積」「今すぐ相談」ボタンを設置。2) 荷主向けサービス：定期便・スポット・緊急・チャーターを分け、対応時間、積載目安、対応車両を表で明快に。3) 料金の目安：正確な料金が難しくても「事例×金額レンジ」「計算方法」を開示。4) 対応エリア・拠点：地図と時間帯の目安（例：都内2h～）。5) 安全・品質：点呼、ドラレコ、Gマーク等を短文で。6) 事例・お客さまの声：3件でOK、写真と所要時間・改善効果を数字で。7) FAQ：問い合わせ前の不安を先回り。8) 見積フォーム：7項目・2分で完了・写真添付可。9) 採用：荷主向けと完全に分離。各ページ下部とスマホ画面下にCTAを常設し、フォームを開かせるまでに3クリック以内。フォームは途中保存や「まずは概算だけ」も選べると離脱が減ります。電話派の方へは「平日8-20時」「折り返し可」を明記。計測はGoogleタグで電話クリック・フォーム送信・PDFダウンロードをCVに設定。「ホームページ制作 相談」時には、この設計図を共有できると話が早く、費用対効果の見通しも立てやすくなります。
成果を出し続ける運用：数字で磨く→小さくABテスト→FAQで不安を消す
公開後が本番です。まず3つの数字を毎月チェックしましょう。1) 入口：検索や名刺・チラシからの流入数、2) 案内：主要ページの滞在時間とスクロール率、3) 出口：電話クリック数・フォーム送信率（CVR）。CVRが1％未満なら、ボタン文言（例：「無料で概算見積り」）や色、配置をABテスト。フォームは「会社名を任意化」「項目の並び替え」だけでも離脱が改善します。広告は、この基礎CVRが整ってから投下するとムダが出ません。更新運用は、月1件の事例追加とFAQ更新を最低ラインに。CMSで現場の写真や実績をすぐ載せられる設計にしておくと、ブランディングにも効きます。将来的には、簡易見積（距離×車両）や配車システム連携などDXも段階的に。以下は、よくある質問です。
— よくある質問 —
Q. 広告より先に直すべき導線は？
A. スマホの固定CTA、見積フォームの項目削減、料金目安の開示、採用と荷主の導線分離の4点です。
Q. 料金を出せないが問い合わせは増える？
A. 目安のレンジと事例、見積手順（いつ・何が必要か）を出せば増えます。
Q. 電話とフォームはどちらを主に？
A. 併用が最適。緊急は電話、見積はフォーム。電話後に「確認用フォーム」も有効。
Q. 費用と期間の相場は？
A. ホームページ制作 費用 相場は中小企業で150〜300万円/2〜3ヶ月が目安（規模次第）。まずは無料の現状診断で過不足を見極めましょう。
やみくもな集客から、成果につながる戦略へ。
無料相談では、あなたのホームページをプロが分析し、
「改善できる具体的なポイント」をわかりやすくお伝えします。
まずは、現状のお悩みをお聞かせください。
